肉じゃが

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「肉じゃが」を作って食べました

肉じゃが

「肉じゃが」は、家庭料理の代表と言われる料理であり、いわゆる「胃袋をつかむ料理」などと言われたりします。

ですから、私も今までに何回作ったかわからないくらい作っています。

普段作っている「肉じゃが」であれば、特に取り上げるほどの目新しさもないのですが、今回は少し違うタイプの「肉じゃが」を作って食べました。

どこが違うか?と言うと、まず最初に少量の牛肉と砂糖と油をフライパンで炒め焦がして香ばしさを引き出します。

そう、まるで関西風のすき焼きのようなスタートです。

さらに、じゃがいもと玉ねぎ、残りの牛肉を入れて、だしや水で煮るのではなく、少量の酒と食材の水分で蒸し煮にするという作り方です。

参考レシピは「おかずのクッキング・2021・6・7月号」で土井善晴さんのレシピです。

「気軽に作る夏料理」としてこのレシピの「肉じゃが」を提案しています。

 

肉じゃが・材料3~4人分

  • 牛肉(切り落とし) / 260g
  • じゃがいも・大2個 / 500g
  • 玉ねぎ・大1個 / 260g
  • サラダ油 / 大さじ1
  • 砂糖(ラカント・ゼロカロリー) / 大さじ3
  • しょうゆ(減塩タイプ) / 大さじ2
  • 酒 / カップ1/4

肉じゃが

 

肉じゃが・作ってみました

まず、じゃがいもの皮をむき、食べやすい大きさに切ります。

肉じゃが

 

玉ねぎはくし切りにして適当な大きさに切ります。

肉じゃが

 

フライパンに、サラダ油、砂糖・大さじ1、そして牛肉を少しだけ入れて火にかけます。

肉じゃが

 

ここで砂糖を溶かしつつ、牛肉を焦がして、砂糖が飴色になるまで炒めます。

肉じゃが

 

そこに、玉ねぎ、じゃがいもを上に乗せるように入れますが、ここでは混ぜません。

さらに牛肉をフタをするように上に乗せ入れます。

続けて、残りの分量の砂糖、しょうゆ、酒を回し入れますが、ここでも混ぜません。

肉じゃが

 

そのままフライパンにフタをして火を弱め、じゃがいもが柔らかくなるまで蒸し煮にします。

時間は20分くらいです。

肉じゃが

 

じゃがいもが柔らかくなっても、まだ水分があるようだったら、フタを取って煮詰めます。肉じゃが

 

最後にフライパンをあおって軽く混ぜて出来上がりです。

 

肉じゃが・食べてみました

肉じゃが

じゃがいもを口に入れると意外なほど柔らかくホクホクしている。
そして、しょうゆベースのシンプルな味がじゃがいもにまとわりついている。。。
それは、すっきりとしているけど奥深い味。。。
玉ねぎ、牛肉、と合わせて食べると
それぞれのいい味がさらに加味されます。。。

 

オーソドックスな「肉じゃが」との一番の違いは「汁気があるかないか」です。

今回の「肉じゃが」は汁気がない分、じゃがいもはホクホクしていて、牛肉や玉ねぎは単体での本来の味が際立っています。

 

味付けも汁気がない分、ムラができます。

実は土井善晴さんはこの味のムラについて雑誌の中で。。。

この「味の濃いとこ、薄いとこ、ムラがあるからおいしい」

とつづっています。

 

確かにこういう部分が家庭料理と言うことなのだと思います。

最近の料理研究家の多くは、少し凝りすぎのように感じています。
もっと、アバウトで、塩梅を加味する、ある意味「いい加減さ」が家庭料理の真骨頂だと、個人的には思います。

その意味ではこの「肉じゃが」はまさに土井善晴さんの提案する「THE家庭料理」って感じですね。

 

まあ、個人的には出しや水で煮た「肉じゃが」の方が好きですが。。。
あの煮汁って・・・ご飯によく合うんですよね。。。

 

ちなみにカロリー塩分は・・・

総カロリー/1136.8kcal(3~4人分)
塩分/2.0g(3~4人分)
糖質/135.7g(3~41人分)
(私の私的計算です。ご参考までに)
となっています。

 

と言うことで・・・

料理、特に味はいたってパーソナルなもの。

自分が美味しいと感じるものが、値段や食材に関係なく一番美味しい。。。

 

肉じゃが。。。よろしかったらお試しあれ。

 

★座和 庵(ざわ・あん)

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