春の山菜「うごぎ」

春の山菜「うこぎ」 日々の料理

「うこぎ」をサッと茹でていただきました

以前は、毎週のように山に入って「山菜採り」をしていました。

 

思えば、原発の事故以来ストップしてしまい、

最近はまったくと言ってよいほど採りにいかなくなりました。

 

それでも、この時期になると

誰かどうか採ってきたものをおすそわけいただくことが多く、

ありがたいことです。

 

そして先日いただいた山菜が「うこぎ」です。

春の山菜「うこぎ」

 

「タラの芽」や「こしあぶら」などと同じ「うこぎ科」の草木の若芽です。

 

山菜は、サッと茹でていただくのが

いちばん素材そのものの味をダイレクトに味わえます。

 

まあ、アクがあったりして食べにくいところもありますが。。。

春の山菜「うこぎ」

 

天ぷらなど油を合わせるとグッと食べやすくなるのですが、

それでは本来持っているアク味、苦味、風味は減少してしまいます。

 

ということで今回はストレートに茹でていただきました。

春の山菜「うこぎ」

春の山菜「うこぎ」

 

うこぎ科の独特の風味と苦味が春らしくて美味しかったです。

 

そう言えば、先日、自分の山を持っている知人と話をしたときに、

最近の「山菜採り」のマナーが

以前より増して悪くなっているという話をしていました。

 

自分が山菜採りを始めたときに諸先輩から言われたマナーとして、

山菜は、基本的に自分とごく近しい人の分のみを採り、

根こそぎ採るようなことはしない。

 

次に山に入る人の分も残しておく。

 

さらに、来年以降のことも考えて

山菜の成長に極力負担のないように採る。

 

これがマナー・・・だった。

 

ところが、最近その知人の山では勝手に山に入るのは当たり前。

 

こしあぶらやタラの芽などは、

普通は、芽のみを摘み採るのですが、

芽のついている枝ごと刃物で切っていくとか。

 

しかもごく小さい芽でもなんでも根こそぎ。。。

 

それを、家に帰ってから水につけて大きくするのだとか。。。

 

だからどんどん枯れてしまうのだとか。。。

 

「そんなんしたって、水っぽくてうまかねぇぜ」って

知人は怒りを込めて言ってました。

 

何ともやるせないです・・・。

 

と言うことで・・・

料理、特に味はいたってパーソナルなもの。

自分が美味しいと感じるものが、値段や食材に関係なく一番美味しい。。。

 

本日もご覧いただきましてありがとうございました。

★座和 庵(ざわ・あん)

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